あらすじ

ある庭で、少女が鞠付きをして遊んでいました。 金色の糸が縫い込まれたきれいな紅い鞠でした。 少女は金色の糸で刺繍されたきれいな紅い振り袖を着ていました。 少女はころころと歌いながら機嫌良く鞠をついていましたが、なにかの拍子に鞠は少女の手から離れ、ほろほろと転がっていってしまいました。 少女は鞠をおいかけます。 とてもお気に入りの鞠なのですから。 やがて鞠は転がるのをやめて、翡翠色をした池にぽちゃりと落ちました。 少女が見つめていると、鞠はどんどん沈んでいって、やがて見えなくなってしまいました。 少女は急に悲しくなって、涙をほろほろとこぼしました。 とてもお気に入りの鞠なのですから。 やがて池からちゃぷりと音をがして、少女がみると、池から大きなかえるがのぞいていました。 黒々とした大きな目で、少女を見ています。 「きみが鞠を落としたのかい」 かえるがききました。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2020/09/09
  • 現在の作品かえるのだんなさま