あらすじ
高校二年生の柊木結香は、どこにでもいる普通の女子高生だった。
毎朝、両親に「おはよう」「いってきます」と言って学校へ行く。放課後は友達と一緒に塾へ行き、受験勉強に追われながらも、くだらない話をして笑う。
「受験が終わったら制服ディズニーに行こう」
そんな友達との約束も、何気ない毎日も、ずっと続いていくものだと思っていた。
明日も同じ朝が来る。
そう信じて疑わなかった。考えもしなかった。
だってそれが「当たり前」だったから。
そして彼女は、病院という鳥籠の中で、初めて気づく。「日常」「当たり前」がどれだけ幸せか
もっと生きたい。
もっと笑っていたい。
思うのは、本当にそれだけだろうか。
雪が溶ける頃に、彼女は何を思うのだろう。