あらすじ

中央軍参謀本部の地下二階に、窓のない部屋がある。 前線から届く報告と、後方の台帳を突き合わせる。作戦を立てるわけでも、部隊を動かすわけでもない。この部屋に戦争が届くとき、それはいつも紙の形をしている。 アレクセイ・レドフ大尉は、そこで四年目の冬を迎えていた。 戦況は優勢だった。街には物が並び、新聞は前進を伝えている。誰もが、春には戦争が終わると思っていた。 これは、その部屋で過ごされた一年の記録である。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/27
  • 現在の作品いつか、サイレンの聞こえない部屋で