あらすじ

かつて大陸西部の陸上交通の要として栄えた都市、ベラルタ。今では見る影もなく没落したこの街で、昼間から酒を飲む事が生き甲斐の中年冒険者・バルトロは、ひょんなことから犯罪捜査の才能を見出される。  鑑定魔法が主流のこの世界では、外傷のない殺人は「病死」として見逃されることも珍しくない。そんな事件を、現場観察と聞き込み、そして鑑定魔法を組み合わせて次々と解決するバルトロ。 「人間は嘘をつく。だが、現場の痕跡だけは嘘をつけねぇ」  彼の正体と才能を見抜いた貴族令嬢リーサは、破格の格安賃金(時給銅貨50枚)で彼を雇い入れる。  天才の一発芸で終わらせない。  一人のくたびれた中年が持ち込んだ捜査の仕組みは、やがて小さなギルドを、そして国そのものの制度を塗り替えていく——!    これは、名探偵が犯罪を解決する物語ではない。  名探偵がいなくても犯罪を解決できる国を、時給銅貨50枚のひとりの飲んだくれが作ってしまう物語だ。

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カクヨム
カクヨム2026/08/27
  • 現在の作品魔法より現場を信じる男の事件簿