あらすじ
国王の発言を人前で訂正し、敵国ヴァルド共和国へ追放された元文官リディア。
十一か月後、母国から秘密の依頼が届く。
正午までに国王の謝罪文を作れなければ、両国は戦争になる。
リディアは、自分を疑う共和国外交官ユリウスと組み、国王の失言を一つずつ直していく。
ところが調べるほど、国王が本当に言った言葉と、公表された文書に違いがあると分かってくる。
消された弔辞、意味を変えられた検査命令、二つの言語で食い違う条約、そしてリディア名義の偽謝罪文。
誰が国王の言葉を変え、両国を戦争寸前へ追い込んでいるのか。
文章と交渉だけを武器に戦争を止める、外交仕事ファンタジー。