あらすじ

目を覚ますと、俺は赤ん坊になっていた。 乳を与えてくれる女は蒙恬。母は秦王政。そして俺の名は扶蘇。 前世で東洋史を学んでいた俺は、自分が始皇帝の長子、そして史実では偽詔によって自害する公子・扶蘇へ転生したことを悟る。 だが、この世界は俺の知る歴史とは違っていた。 生まれてくる子供は、女が九割、男が一割。 政も蒙恬も、歴史に名を残す英雄の多くが女。そして希少な男は守られ、求められ、その血さえ政治的な価値を持つ。 男を殺すことすら忌まれる世界なら、史実のような死を避けられるかもしれない。 未来を知る扶蘇は、やがて訪れる秦の滅亡を防ぐため、歴史へ手を伸ばし始める。 しかし、一つ歴史を変えるたび、知っていた未来は少しずつ姿を失っていく。 戦争も、英雄たちの運命も、そして女九割・男一割だからこそ生まれる愛情、婚姻、血統、欲望も。

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カクヨム
カクヨム2026/08/25
  • 現在の作品【秦末興亡記】 《第一部》始皇帝の子に転生した公子は、乱世を生き抜く