あらすじ

没落令嬢ダヌータの仕事は、辺境の駅逓で役目を終えた荷札を保管する廃札係。街道巡察官スタニスラフが隣へ椅子を運び、食事や市へ誘っても、彼女はすべて「有能な労働力を逃がさないため」と解釈して断ってしまう。そんな折、吹雪の街道で二台の馬車が消息を絶った。頼れるのは七頭の替え馬と、誰もが捨て札と笑った七枚の荷札だけ。救援後、無期限雇用と求婚を切り分けた彼に、ダヌータは三度目の拒絶を返す。親切の期限を春までと読む彼女と、言葉ではなく立場を手放して待つ彼が、互いの好意の宛先を読み直すお話。

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小説を読もう2026/08/27
  • 現在の作品廃札係へ追いやられた令嬢は、七枚の荷札で吹雪の街道をつなぎ、隣席を選ぶ