あらすじ
ある町で、奇妙な連続死亡事件が起こった。
被害者には、共通点があった。
誰もが周囲から「正しい人」と呼ばれる人物だった。
困っている人を助けた人。
嘘をつかなかった人。
誰かのために自分を犠牲にした人。
そして――
正しい行動をした直後に、必ず死んでいる。
偶然だと思われていた事件は、ある一人の高校生が残した言葉によって、一つにつながっていく。
「次に死ぬのは、いちばん正しい人。」
やがて主人公たちは気づく。
これは無差別殺人ではない。
犯人は、人を殺しているのではなく――
“正しさ”そのものを選んで殺している。
では、間違ったことをすれば生き残れるのか。
誰かを見捨てればいい。
嘘をつけばいい。
自分だけ助かればいい。
そんな「間違った人間」になれば、死なずに済む。
けれど、最後に残った一人が知ることになる。
この事件の本当の目的は、
人を殺すことではなかった。
そして最後に問われる。
あなたは、生きるためなら「正しい人」であることを捨てられますか?