あらすじ

十歳(ととせ)の祝い。 最近ではハーフ成人式や二分の一成人式とも呼ばれるそれを、この街では「星結の日」と呼ぶ。 「星人式」と呼ぶ人もいる。 星神様をこの地に迎え、神楽を奉納し、十歳を迎えた子どもたちがそれぞれの“夢”をひとつずつ捧げる。 神様のもとで結ばれた夢は、いつかきっと叶う――。 この街では、古くからそう信じられてきた。 その儀式を執り行う、星結神社。 その神社の息子が、星宮ケータだった。 神楽師、サッカー選手、宇宙飛行士――。 星宮ケータ、十歳。 彼には、なりたいものがたくさんあった。 父のような神楽師になりたい。 けれど、それだけが自分の進む道なのだろうか。 答えの出ないまま神楽の稽古を続けていたある日、ケータは一匹の白いウサギを見かける。 タキシードにシルクハット。 手には、古びた懐中時計。 どう考えても普通のウサギではない。 ケータは白ウサギを追いかける。 その先に何が待っているのかも知らずに――。 夢とは、見るものなのか。 叶えるものなのか。 それとも――選ぶものなのか。 これは、夢多き少年が「本当の夢」を探して世界を巡る、夢と目覚めの物語。 R.E.M. ―眠る世界へ贈る、目覚めの子守唄―

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小説を読もう2026/08/27
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