あらすじ
純粋なる光と侵食する闇が混ざり合う試練の時代。
古代より「真理の光」を宿す
奇跡の鉱石・原初輝石(げんしょきせき)を掲げ、
不浄を払ってきた【アシャニア王国】は、
唯一絶対の法による世界統一を目論む
【ソーレム帝国】の侵略により一夜にして崩壊する。
聖石の守護一族の生き残りである青年・カイは、
灰の中から僅かに救い出した「小さき輝石」をランタンに封じ、
燃え盛る都から脱出する。
輝石は熱ではなく純粋な光を放ち、
周囲の闇や不浄を退けるが、
薪ではなく携える者の「善き考え・善き言葉・善き行い」でのみ
輝きを保つ。
カイの心が恐怖や疑念に揺らぐたび、
輝石の光は陰り、暗黒の汚染が迫る。
帝国の容赦なき追撃をかわしながらカイが目指したのは、
大山脈の彼方に聳(そび)える万神の国【ヴァルナ神国】。
そこはかつて、神々の定義を巡りアシャニアと決裂した
数千年来の宿敵の地であった。
「悪魔の石を携える者」として排斥される絶望的な孤立の中、
カイは世界の命運を揺るがす隠された真実を知る。
滅びの淵で試されるのは、一人の青年の覚悟と選択——。
ただ一つの輝石を巡る、光と意志の長征が幕を開ける。