あらすじ

王宮の書簡係として働くミーナ・フェルナーの仕事は、届いた手紙を記録し、正しい宛先へ届けること。 ある日、隣国の王太子テオドールから、公爵令嬢エレオノーラ宛ての手紙が届く。 不在だったエレオノーラに代わり、妹のリディアがその手紙を受け取った。 それから、二人の間では何度も手紙が行き交うようになる。 受け取りに来るのも、返信を持ってくるのも、いつもリディアだった。 そして3ヶ月後。 「エレオノーラ、おまえとは婚約破棄させてもらう」 隣国の王太子との密通を疑われ、婚約者から断罪されたエレオノーラ。 けれど彼女は泣きながら訴えた。 「私は、そのような手紙を一通も受け取っておりません」 その言葉を聞いたミーナの脳裏に、書簡室に残された記録が蘇る。 手紙は、確かに届いている。 では、いったい誰が、誰の名で恋文を受け取り、書いていたのか。

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小説を読もう2026/08/27
  • 現在の作品その恋文は、私がお姉様へお渡しします、と公爵令嬢の妹は告げた