あらすじ
この世界には明確な階層がある。
貴族に生まれた者だけが魔力を持ち、魔法素材はその差を覆せない階層へと変えた。
庶民は抗う力を持たず、その命は魔物の皮一枚の価値すらない。
傭兵カインは天涯孤独。親の顔も知らぬ生粋の孤児。
十を数える前に一人で命を繋ぎ、傭兵団を渡り歩いて己を磨き上げた。
己の力と装備を頼りに、幾多の死線を超えていく。
だがある戦の最中、青き鎧の聖騎士が現れる。必殺、鉄壁、魔法。それは隔絶した階層の差。次元の違う強さ。
味方はなすすべも無く倒れ、カインもまた絶体絶命の窮地に立たされる。
生き汚く足掻いて手に入れた聖剣。だがそれは、売るに売れず、使えば狙われる、厄介な剣だった。
その身には不相応な剣を手に、カインはエリートハンター集団「冒険者」の道を歩み始める。