あらすじ
両親と仲間を奪った事故から三年。
かつて「世紀の神童」と呼ばれた少女、篠宮エリンは、罪悪感に苛まれながら世間から姿を消していた。
しかし、人類滅亡まで残された時間はわずか三年。
太陽系の彼方から迫る、未知の放射性小惑星。
それを阻止できるのは、過去にエリンが残した未完成の亜光速エンジンだけだった。
もう一度、宇宙へ。
人類を救うため、そして自らの過去に決着をつけるため、エリンは「オペレーション・ナポレオン」に参加する。
だが、亜光速航行の途中で事故が発生。
目を覚ました彼女を待っていたのは、死んだ仲間たちと、果てしない宇宙の孤独だった。
そんな彼女が宇宙の果てで出会ったのは――
旧ソ連の極秘計画によって生み出された、獣耳を持つ少女だった。
誰にも知られなかった少女と、すべてを失った少女。
二人の少女が、広大な宇宙で交わす最後の旅が始まる。