あらすじ
あらすじ
「言葉なんて、なくなればいいのに……」
学校で「もっと普通に話せばいいのに」と言われ、言葉に傷つき、言葉を恐れるようになった高校生の詩織。
逃げるように訪れた古い市立図書館で、彼女はネイビーのエプロンを着た不思議な司書・灯と出会う。
灯が新しく始めたのは『言葉のしおり』という小さな取り組み。
本を読んで胸に残った言葉を小さな紙片に書き写し、次の誰かへと繋いでいく活動だった。
「上手くなくていいの。自分が救われた文字を……ひとつ置いてみるだけで」
誰かの残した温かな文字をノートに集めていく中で、詩織は少しずつ自分の言葉を取り戻していく。
だが、図書館に現れた黒いパーカーの少年・晴と、彼を見た瞬間に凍りつく灯。
彼らもまた、過去に放たれた正義の言葉によって深い傷を負っていた――。
傷ついた人々が集う図書館で、言葉の灯りを渡していくヒューマン・ストーリー。
初公開:2026/8/27:小説家になろう(ID: 2989350)、重複掲載作:pixiv(ID:user_ngmn7723)、カクヨム(ID:@yuu-sakura)。