あらすじ
――俺が転生したのは、前世でプレイしていた恋愛ゲームの世界だった。
ゲームのタイトルは『チェックメイトは愛の言葉で』。
和風の国・アルンド国と、中華風の国・ベルスナー国。
両国の血を引く王族、ユウ・ベルスナー。
しかし、俺が転生したのは物語の主人公でも攻略対象でもない。
ゲームでは「悪役子息」と呼ばれ、双子の姉・ツキとともに『悪役姉弟』として恐れられていた存在だった。
しかも、ヒロインたちからは最初から嫌われている。
そして原作では、物語が進むにつれてヒロインたちの中には命を落とす者までいる。
「……俺、死にたくないんだけど」
転生した時の年齢は十三歳。
学園入学まで、あと一年。
ならば――この一年でヒロインたちからの好感度を少しでも上げて、死亡フラグを回避してみせる。
だが、原作では描かれていなかった「ユウがヒロインたちに嫌われている本当の理由」。
そして、ゲームの攻略を最後まで進めた者だけが知る、あまりにもドロドロした結末。
それを知らないまま、ユウは原作の運命を変え始める。
「俺は悪役なんかにならない」
これは、死にたくない悪役子息が、ゲームのシナリオをぶっ壊しながら始める――
恋愛と生存を懸けた物語。