あらすじ
八百年前、モクレンの花の下で、一人の鬼が人間の娘に恋をした。
鬼の名は、朔夜。
娘の名は、心乃葉。
種族の違いを越えて惹かれ合った二人だったが、様々な理由で心乃葉は命を落とす。
最愛の人を失った朔夜は、どうしても諦めることができなかった。
そして彼は、輪廻の術によって心乃葉の転生を早める。
生まれ変わった心乃葉を探し出し、愛し、共に過ごす。
やがて朔夜は気づいていく。
愛する人を失いたくないという願いが、知らず知らずのうちに、心乃葉を苦しめていたことに。
これは、一人の鬼が愛し方を間違えながらも、何度でも愛する人を探し続けた、八百年の恋の物語。