あらすじ
夏の盛りを越え、朝晩に少しずつ秋の気配を感じる頃。
不思議な力を持つ魔導具を取り扱うエヴァンス魔導具雑貨店に、少年と母親が訪れた。
「月に関するグッズをいっぱいください! 部屋を月いっぱいにしたいんだ」
昔から月を見るのが大好きだった祖父が、突然倒れ、意識が戻らなくなったという。
「じいちゃんに、どうしてもお月見させてあげたいんだ」
祖父のことを語る少年の願いを聞いた職人レオは、いつになく真剣な顔でこう告げた。
「三日くれ」
三日間、工房に籠もったレオ。
彼が作り上げたものを手に、少年と母親は祖父の待つ病院へ向かう。
果たして、眠り続ける祖父に少年の願いは届くのか。
月を愛した祖父と、祖父を想う少年。
これは、ひとつの願いから生まれた、小さな「月」の物語。
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・この作品はエヴァンス魔導具雑貨店https://estar.jp/novels/26572012の外伝にあたります。
・壁打ち、本文校正、表紙、挿絵に補助的にAIを使用しています。