あらすじ
※ 本作は一部AI(校正、添削)を使用しています。
――神代の昔。
まだこの星に人の世が形を成さず、日本という国さえ生まれて間もない頃のことである。
世には、この世界とは異なる幾つもの世界——異世界がいくつもあった。
そこに住まう神々は、時折、自らの世界に現れる「手に負えぬモノ」の始末に頭を悩ませていた。
力を持ちすぎた者。
悪さを重ねる者。
神々の手にも余る、厄介なモノ。
どうしたものかと神々が思案していた折、一柱の神がふと思いついた。
『新しく生まれた、あの星に捨てればよい』
かくして、そのモノ達は異なる世界へと送り込まれた。
されど、送り込まれた先の神々にしてみれば、たまったものではない。
ならば、こちらも誰かに押し付けてしまえばよい。
そう考えた神々は、さらに別の神へと厄介事を押し付けた。
そうして神々は、異なる世界を繋ぐ門を勝手に設けた。
その場所こそ――
今の世でいう、日の本の国。
三重の地、伊勢である。
こうして伊勢には、異なる世界より様々なモノが訪れることとなった。
神にとっても手に余る、異界の怪異。
それらを相手にするのが、伊勢の神々に与えられた役目となったのである。
――これは、そんな異界の門を抱えた伊勢の町で起こる、怪異と人々の物語。
そして、その厄介事を引き受ける一人の同心。
人呼んで――帯紐の半兵衛。