あらすじ

「私、サーシリア様にずっと虐められてきたの」

 婚約者の幼馴染、リディアがそう告発したのは突然のことだった。
 想像もしないことに、私は驚きを隠せない。
 それもそうだろう。

 ……今の今まで、嫌がらせをしてきたのはリディアの方なのだから。

「サーシリア! 貴様、婚約者にした恩も忘れて!」

 私の話も聞きもせず怒鳴る婚約者、マイク。
 その態度に普段の私であれば、溜息を堪えるの必死だっただろう。
 ただ、今の私の胸にあるのは喜びだった。


 ──なぜなら、待ちに待った婚約破棄のチャンスがやってきたのだから。

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アルファポリス
アルファポリス2026/08/26
  • 現在の作品婚約者の幼馴染に冤罪をかけられました