あらすじ
作品紹介文
幼い頃、家族旅行で訪れた神社。
そこで世羅千織は、霧の中で謎の女性と出会った。
――「やっと見つけた」
その日から、千織の日常は少しずつ変わっていった。
誰もいない場所から感じる視線。
振り返るたびに消える気配。
そして、いつの間にか増えていく、説明のつかない異変。
そんな千織のそばには、いつも幼馴染の神崎伊月がいた。
口が悪く、態度も悪い。
それでも、なぜか伊月と一緒にいる時だけ、あの視線を感じることは少ない。
千織は知らなかった。
自分の血が妖怪を引き寄せる、特別なものだということを。
そして、伊月がずっと自分の知らないところで、命を懸けて妖怪と戦っていたことを。
さらに千織の中には――。
人間でもない。
妖怪でもない。
正体不明の存在、「とわ」が眠っていた。
「世話がかかる小娘だな。さっさと変われ」
自分の中にいる謎の存在。
幼い頃から自分を守り続けてきた幼馴染。
そして、妖怪に狙われる特別な血。
自分の知らないところで動き出していた運命を知った千織は、封者と治者が集う世界へと足を踏み入れる。
――これは、妖怪に好かれすぎた少女と、彼女を守る少年たちの物語。
そして。
千織の中に眠る「とわ」の正体を探す物語。