あらすじ
大学の実験室で、ポテチを割り箸で食べながらジャンプを読んでいた薬学部の天才大学生・橘駆(たちばな かける)。実験の失敗による謎の発光に巻き込まれた彼が目を覚ますと──そこは大学ではなく、電気も水道も通じない不気味な森の中だった。「これ、ガチでネット小説にある異世界転移しちゃってね……!?」目の前に現れた、人々を脅かすおぞましい「風邪の物の怪(バケモノ)」。脳のブレーキが壊れた駆は、顔を真っ赤にしながら中二病全開の呪文(ファイヤー!ホイミ!)を全力で絶叫するが、当然何も起きずに激しくスベる(物の怪もポカーン)。しかし、物理的にぶっ飛ばされ、死に物狂いの命乞いで差し出した現代の『汗ふきシート』が物の怪に触れた瞬間、化け物は大爆発して逃げ出した。実験室に戻り、物の怪の残骸を顕微鏡で覗いた駆は、驚愕の事実に気づく。──こいつ、魔法の魔物なんかじゃない。ただの『ウイルスの集合体』だ!「原因が病原菌(物質)なら、現代の『生化学』でハメ殺せる。楽しすぎるだろ、この世界!」独自の予防医学と化学クラフトで、都の病(物の怪)を次々と分子レベルで完全殺菌していく駆。しかし、天狗になっていた彼の前に、薬や予防ではどうにもならない「盲腸の子供の急変(外科の壁)」が立ち塞がる。絶望する駆の前に現れたのは、弟子も取らず祈祷もしない、都を震撼させる最強の陰陽師──安倍晴明。密室のオペ室を作り、見事なメスさばきで手術を始める晴明が、駆に問いかけた。「……お前の時代、総理大臣は誰だった? 俺の時は安倍晋三だった」なんと、伝説の陰陽師の正体は、17年前にタイムスリップした現代の【天才外科医(重度のアニメオタク)】だった!さらに晴明の傍らには、無知な時代のせいで光を失った、物の怪を切り裂く盲目の天才少年剣士・漣(さざなみ)の姿も。外科手術(晴明)× 薬学・内科(駆)× 物の怪斬り(漣)。最強の現代医学トリオが結成されたその矢先、都の最高権力者・藤原道長が、晴明の暗殺カルテを悪用した黒幕の陰謀により、現代でも人類最大の天敵である【癌(がん)の物の怪(ステージ3)】に侵されてしまい──!?「ステージ4(手遅れ)になる前に、俺の化学で引き剥がす!」千年の時を超え、ジャンプの最新話をネットで一気読みするために現代へ生きて帰る、最強の理系医療サスペンス&バトルコメディ、ここに開幕!