あらすじ
ここは、竜を筆頭にあらゆる亜人種が住む世界。
力が弱く、体も小さい『ヒト族』が生きていけるのは、人が生み出すものの美しさを世界の王たる竜が愛しているから……。
竜人族を筆頭に、人が生み出す芸術品や宝飾品をこよなく愛す亜人種は、その才能を我が物にするため、しばしば『異種族婚』という手段をとる。
正式な伴侶の『番』ではなく、才を買われた形ばかりの伴侶は『花』と呼ばれ、他を寄せ付けぬように囲われる。それはもはや結婚ではなく、才を買われた『就職』のようなもの。
そのため、レース職人として名を馳せるシルバ子爵家の令嬢エステルは、父から「竜の大公に嫁いで欲しい」と言われたとき、これは結婚ではなく『就職』なのだと理解して承諾した。
これまでいくつもの縁談が立ち消え続け、気付けば貴族の結婚適齢期を過ぎ始めた十七歳。どうせ結婚は無理そうだし、職人としての幸せを追求しよう!とエステルは決意。
しかしながら、ふたを開けてみれば竜の大公ソルは、とある理由でエステルに首ったけだった…!
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※一話完結のお話です。
※同シリーズをオムニバス形式で少しずつ書いていきたいと思います。
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