あらすじ

戦争の英雄と「合わない小銭」 終戦から三ヶ月。 王城の会計課では、戦費の精算が続いていた。 ある日、小心者の出納係が気づく。 最前線で使われていた軍用貨幣――陶貨が、五枚だけ足りない。 街では使えない、今となってはほとんど価値もない小銭。 盗む理由などない。 それでも、生真面目な経理課長は言う。 「確かに合わないですね」 たった五枚の不足を帳簿に記したことから、戦争の中に埋もれていた出来事が少しずつ浮かび上がっていく。 敵国の将軍。 殺された辺境伯夫人。 将軍の死体に残された奇妙な疑惑。 終戦を告げる正午の鐘。 そして、人々から「戦争の英雄」と讃えられる南部辺境伯。 「それ」は戦果か犯罪か。 英雄と殺人者の境界はどこにあるのか… 戦後ダークファンタジー×ミステリー。

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カクヨム
カクヨム2026/08/26
  • 現在の作品合わない小銭と『戦争の英雄』