あらすじ
宮廷魔導士のリンドール・ファーグレイスは、平民出身ながら実力でその地位を得たものの、貴族社会の中でどこか浮いた存在として、真面目に日々の仕事をこなしていた。恋愛について考える余裕などない、そんなある夜、彼の前に自らを「恋のキューピッド」と名乗る女性、フィアレットが現れる。
恋愛の神の命により、リンドールを騎士団の実力者クラリーナと結びつけようとするフィアレット。しかし、強引に放たれた矢を、リンドールは咄嗟に魔法で跳ね返してしまう。
跳ね返った矢は、放った本人であるフィアレットに命中した。
その日から、有能なキューピッドを演じていたはずの彼女の様子が、少しずつおかしくなっていく――。
任務のはずなのに、なぜか撃てない。矢の効果のはずなのに、なぜか消えない。
ポンコツなキューピッドが、自らの矢で自らを沼らせてしまう、すれ違いラブコメディ。