あらすじ
金にうるさく、飯に弱い天才魔導士ミラ・ヴァーミリオン。
女と酒を愛し、自分が世界で一番価値があると本気で思っているゼノ・クロウ。
二人が旅をする理由は、世界を救うためではない。
金が欲しい。うまいものが食べたい。面白い魔法を見たい。美女に会いたい。強い奴と戦いたい。
ただ、それだけ。
なのに二人が欲望のまま動くたび、魔王軍の作戦が潰れ、街が救われ、国の思惑が崩れ、なぜか人々からは「救世主」と呼ばれるようになっていく。
普段は金と女で揉めてばかり。
戦闘になると、異様なほど息が合う。
世界のために戦う気はない。
英雄になる気もない。
ただ、自分たちが好きに生きる邪魔だけは許さない。
これは、欲望に忠実すぎる二人が旅をした結果、勝手に英雄譚だけが出来上がっていく物語。
「救世主とかいいから、報酬は?」
欲望駆動型バディファンタジー、開幕。