あらすじ
コンビニでアルバイトをする大学生・月谷澪には、いつも通りの日常があった。
同じシフトに入る後輩、水瀬ひより。
少し妙なことを言う彼女と働いて、帰って、また次の日が来る。
そんなある日、澪の視界に突然、ノベルゲームのような選択肢が現れる。
A――急いで電車に乗る。
B――一本後の電車に乗る。
ただの偶然だと思っていた。
けれど選択のあと、ひよりが言う。
「先輩から、電車が止まってるってメッセージ……来た気がするんですよね」
そんなメッセージは、どこにも存在しない。
日常の中に、ときどき現れる二つの選択肢。
選ばなかった方では、いったい何が起きているのか。
これは、何気ない選択が少しずつ世界を揺らしていく、静かな日常SF/ミステリ。