あらすじ

エンチャント魔法師のアインは、三年間パーティに「効果不明」と言われ続けた。光も出ない。数値も出ない。証明できない。それでも毎朝裏口から来て、手をかざし続けた。 ただ一つ、誰も気づいていなかったことがある。アインがいる間、周囲の全員が——じわじわと、静かに、強くなっていたことを。 冤罪で追放された日、隣国の高位貴族にしてS級冒険者のレイアだけが、その場を見ていた。 「あなたは冤罪だった。私が見ていた」 連れていかれた先で、計測器が上限を突破した。師団長が敬語を使い始めた。国王が直接会いに来た。 ——ガルディアでは三年間、一度も呼ばれなかった名前が、今は国家魔法師として記録に刻まれている。 付与は与えない。繋ぐ。それが、アインの能力の本質だった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/26
  • 現在の作品追放された「効果不明」のエンチャンターは、隣国で計測不能と言われる