あらすじ

久瀬直人、二十歳。 探索者ランクE。職業は《ヒーラー》。 だが、治癒魔法は使えない。 使える魔法は、役立たずと馬鹿にされてきた《浄化》ただ一つだった。 パーティーにも入れてもらえず、一人で低階層のゴブリンを狩る毎日。 そんなある日、愛用の安物の剣が折れた。 新しい武器を買う金もなく、直人が向かったのは探索者協会のゴミ捨て場。 そこで見つけたのは、誰にも見向きもされない《呪われた短剣》だった。 何となく《浄化》を使ってみる。 黒い靄が消え、錆びた刃が銀色に輝いた。 《夜銀の短剣 レアリティ:SR》 「……は?」 捨てられた呪い装備を《浄化》すると、本来の性能が蘇る。 SRの剣。 自動で攻撃を防ぐSSRの盾。 攻撃魔法を撃てる魔導具。 そして、URの大剣。 ただし――直人本人は弱いまま。 剣術はない。 攻撃魔法も使えない。 身体能力も低い。 だから直人は、足りないものをすべて装備で補う。 本人は最弱。装備だけは最強。 誰も拾わない呪い装備を集めながら、底辺ヒーラーは少しずつダンジョンの深層へ潜っていく。

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カクヨム
カクヨム2026/08/26
  • 現在の作品《浄化》しか使えない最弱ヒーラー、捨てられた呪い装備を浄化したら全部レア装備になりました