あらすじ
地上は、地下王国エルピスにとって「流刑地」だった。
一万年ぶりに地上――カイノスへ送られた第三皇子アイトスは、調査団の団長を命じられる。
だが彼は、なぜ自分が地上へ送られたのかを知らない。
調査の目的も、地上のことも、何ひとつ知らされていなかった。
彼に付き従う四人の従者たちもまた、何かを隠している。
そして地上で出会ったのは、周囲から「無能」と扱われる一人の検問官。
クリスタル。
契約。
消えた仲間。
地上に隠された秘密。
それぞれの思惑が交錯する中、アイトスは少しずつ、知らなかった世界を知っていく。
――本当に、ここは「流刑地」なのか?
やがて彼は、自分が地上へ送られた本当の理由と、従者たちに託された使命を知ることになる。
これは、何も知らない皇子が、世界と自分の役割を知っていく物語。