あらすじ

落とし物は、いつも私のところに来る。 王城の遺失物保管室を預かる公爵令嬢セラフィナは、十年間、城で落とされたものをすべて台帳に記してきた。 ハンカチ、片方だけの耳飾り、開封されない手紙。誰が、いつ、何を落としたのか。 婚約者である王太子から「記録係の分際で」と婚約を破棄されたその日、彼女は何も言い返さなかった。 「もう、鍵はお返しします」 さようなら、十年いた部屋。 誰も困ればいいと思ってしまう私は、性格が悪いのだろうか。

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小説を読もう2026/08/26
  • 現在の作品十年分の落とし物は、全部わたくしの部屋にあります ―『記録係の分際で』と婚約を破棄された翌週、王城は誰の予定も組めなくなりました―