あらすじ
新幹線で4時間。
その前後の移動を入れれば、片道6時間。
その先にいるのは、耳が聞こえないGGと、軽い認知症のBB。
GGは補聴器をつけたがらない。
BBは普通に会話できるのに、数時間前のことをきれいさっぱり忘れている。
「何も準備しなくていいからね!」
何度言っても、帰省すれば大量の食材。
ならば自分で食材を送っておこう。
電話した。
手紙も書いた。
LINEもした。
これで完璧!
……のはずが、到着すると、
「送ったそうめんがない!」
デミグラスソースも行方不明。
なぜだ。
なぜこうなる。
怒る。
落ち込む。
あきらめる。
そして最後は、
「まあ、買えばいいか」
遠距離だから困ることもある。
遠距離だから笑えることもある。
介護の正解なんて、いまだにわからない。
失敗して、あわあわして、おろおろして、それでも次の作戦を考える。
GGとBBと私の、ちょっと切なくて、かなり笑える遠距離介護エッセイ。