あらすじ
フリーライター、小鳥遊陽充は友人の端田鯉兵に頼まれて、彼の帰省に同行することになる。端田は高校卒業の頃、白い大きな影に出会った経験があり、祖父から「帰省の際には友人を連れてこい」と言われ、帰省の機会を奪われたままでいた。
帰省の当日、陽充は端田の実家、その庭の隅で小さな帯留めを見つける。端田の祖父が言うには、それは端田家に伝わるお守りのようなもの。不思議な温もりを感じるそれを受け取り、陽充は端田の家に3日間世話になる旨を挨拶、端田家へ招き入れられた。
帰省の最中、端田と陽充は不思議な現象を目撃する。2メートルを超える生垣の上から覗く影、2階の部屋を窓から覗く白い顔。2階の客間で恐怖の一晩を明かし、陽充は端田家へ連れてこられた理由が単なる「帰省の同行」ではなく、自分が「役目」として選ばれていたのだと悟る。