あらすじ
身寄りを亡くした、小学6年生のいとこ同士。
引き取ったのは、人生あがった40代の独身トレーダー。
これは、不器用な3人が「最高の家族」になり、やがて「夫婦」になるまでの物語。
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「二度と、この子たちの前でお荷物みたいな口を利くな」
兄夫婦と姉夫婦を突然の事故で亡くし、葬儀場で親戚達から押し付け合いをされていた将(しょう)と姫(ひめ)。
そんな小学6年生の二人を救い出したのは、40歳過ぎの独身おじさんだった。
職業はトレーダー。
すでに一生遊んで暮らせる財産と不労所得を持つ彼は、世間体や義務感から二人を引き取ったわけではない。
彼自身もまた、最愛の母を亡くし、広すぎる一軒家で孤独に震えていた一人だった。
「俺をお前達の『父親』だなんて思わなくて良い」
「ここは、お前達の新しい実家だと思ってくれたらいい」
同じ傷を抱える3人の、ちょっと不器用で、だけど温かい共同生活が始まる。
おじさんの美味しいご飯と、圧倒的な経済力に守られ、すくすくと育っていく将と姫。
始めは傷を舐め合う戦友だった。
それがいつしか、本当の兄妹のような絆に変わり----高校生に変わる頃には、お互いを一人の異性として意識し始める。
「僕達は、おじさんの引き取ってくれた兄妹なのに……」
「私、将君のことが好きになっちゃった……」
同じ屋根の下、家族の形を壊したくなくて、すれ違い、葛藤する二人のピュアな恋心。
そんな二人の「尊すぎる純愛」を、恋愛に全く興味のないおじさんは、特等席から静かに見守っていた。
現代の法律(民法)に基づき、いとこ同士が、そして養子同士が、数々の壁を乗り越えて最後には結ばれるまで----。
後方腕組おじさんの温かい目線(と圧倒的経済力)に守られた、切なくも心温まる疑似家族x純愛ストーリー。