あらすじ
「神様を一柱殺すなら、いくらですか?」
夏の午後、女子高生・久世千景が訪ねたのは、報酬さえあれば様々な依頼を請け負う一軒の店だった。
店主の白川透は、二十代半ばにしか見えない。だがその正体は、長い年月を生き、人も妖も鬼も、そして神さえ斬ってきたという「首斬り」だった。
千景が持ち込んだ依頼は、彼女の家で何百年も祀られてきた神自身からのもの。
「私を殺してほしい」
報酬を確認した透は、その理由さえ聞かず、あっさりと依頼を引き受けてしまう。
これは、長く生きすぎて何事にも執着しなくなった首斬りと、いつしか彼の店に集まる少女たち、そして怪異たちの、少し不思議で気楽な日常の物語。