あらすじ
「この街に来れば、私も輝ける」
そう信じて故郷を飛び出したヒナ。
華やかな繁華街で暮らし始めて一年が経っても、思い描いていた自分にはなれないままだった。
恋人に別れを告げられた夜、ひとりで迷い込んだ薄暗い路地裏。
そこでヒナが出会ったのは、鋭い眼差しと血に濡れた手を持つ、大きな男――マサトだった。
近づいてはいけない。
生きている世界が違う。
そう感じるほど危険な雰囲気をまとっているのに、彼がヒナへ向ける眼差しはどこまでも優しい。
血で汚れたハンカチと、果たされるはずのない約束。
偶然だったはずの出会いをきっかけに、二人の距離は少しずつ縮まり始める。
けれど、マサトにはヒナの知らない顔があった。
彼を慕うガラの悪い男たち。
鳴り続ける携帯電話。
そして、ヒナが踏み込むことをためらう、謎に包まれた世界――。
もっと彼を知りたい。
それでも、これ以上関わってはいけない。
相反する気持ちに揺れながら、ヒナは初めて知る想いへと手を伸ばしていく。
何者でもなかったひとりの少女が、孤独と傷を抱えた男に出会い、自分だけの光を見つける物語。
危険な夜の街から始まる、切なく甘い純愛ラブストーリー。
『Shine』第1巻。