あらすじ
「……出たな〈妖精〉」
身寄りのない亜人の子どもたちを保護する活動をしている、元王国兵にして〈移動要塞〉の異名を取った防御の男・イージス。彼の前は保護施設の中で、謎めいた白髪の少女をたびたび見かけていた。
迷い込んだ子なのか、それとも自分が知らない保護児なのか。
五年前の内乱で亡くした娘に雰囲気の似たその少女を、イージスは勝手に〈妖精〉と呼び、正体を突き止めるのを目標にしていた。
そんな日々の中に、突如として立ち込める暗雲。
施設に乗り込んできた反亜人を掲げる男たちによって、妖精が目覚めさせてしまう。