あらすじ
僕は、普通の大学生――のはずだった。でも、本当の僕は空間管理会社の社員。いろいろな世界へ行き、そこで決められた人物を助けることが僕の任務だった。そして999回目の世界で僕は高校生として最後の任務を達成し、失っていた記憶をすべて思い出した。僕には、まだ最後の任務が残っていた。
1000回目の世界。そこでは僕は20歳の大学生になった。そして、この世界には――僕が999回の世界で助けた999人の男子がいた。
魔法使い、医者、アイドル、学生、会社員、剣士。その他にも、さまざまな前世を持つ999人。しかも全員が僕と同じ20歳!
そして彼らは、僕のことを忘れていなかった。
「空、やっと会えた!」
「今度は僕が君を守る!」
「もう、離れたくない」
「ちょ……待って!」
「僕はただ最後の任務を終わらせたいだけなんだけど!?」
しかもクエストには、さらに恐ろしい文字が表示された。
【999人の中から、空が本当に大切だと思う人物を選択せよ】
「そんなの聞いてないって!!」
999回の世界を救った空の、最後にして最大の任務。
これは、空間管理人・空の1000回目の物語。