あらすじ
午前零時になると、世界から「昨日」が消える。
人々は昨日の出来事を忘れ、死んだ人間さえも、最初から存在しなかったかのように消えていく。
ただ一人、黒瀬レイだけが、その異変を覚えていた。
ある日、レイの前に現れたのは、赤い左目を持つ少女・神崎ミオ。
「この世界は、あと七日で終わる」
彼女の言葉をきっかけに、レイは自分だけが持つ異能力――**《昨日殺し》**の存在を知る。
昨日の自分を殺せば、一日だけ過去をやり直せる。
だが、その代償は――大切な記憶。
何度も世界をやり直すたび、レイは少しずつ自分自身を失っていく。
そして現れる、もう一人の「黒瀬レイ」。
彼は告げる。
「お前が世界を壊したんだ」
世界を救うために、過去を変えるのか。
それとも、取り戻せない昨日を受け入れ、未来を選ぶのか。
これは、昨日を殺し続けた少年が、最後に「今日を生きる」ことを選ぶ物語。