あらすじ

中学時代、親友だと思っていた連中に「便利な道具」として扱われ、深く傷付いた少年・薫。 それ以来、誰にも期待せず、誰も信じない生き方を選んできた。 唯一の例外が、幼馴染の綾瀬栞だった。 ――しかし、とある昼休み。 薫は偶然、栞と友人の会話を聞いてしまう。 「薫に嘘告をする」 ——そんな言葉を。 それを聞いた薫は、確信する。 「ああ、俺はまた、からかわれるためのオモチャに選ばれただけなんだ」と。 放課後、図書準備室で栞は震える声で「好きです」と告げる。 けれど薫の心は、すでに凍りついていた。 本気の想いを、ただの悪ふざけだと決めつけたまま—— 彼は、幼馴染を置いて一人で歩き出す。 「告白が失敗したら嘘告ってことにしよう」 本当はそんな、ただの保険だったのに。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/25
  • 現在の作品嘘告だと信じて疑わない俺と、その幼馴染。