あらすじ
「感情を知らないロボットの少女を連れて、依頼をこなせ」
各都市に貼り出された謎の貼り紙に導かれ、集まった6人の『はぐれ者』たち。 そこは、上級国民が住まう中央都市によって五感や感情、命すらも地下から搾取される、狂ったディストピア——『虚住都市』だった。
痛覚と疲労を失い、壊れるまで動き続ける少年。 色を奪われ、彩りを知らない歌姫。 脳内で無数の自分が喋り続ける天才科学者。 大量の記憶を見すぎて発想力を失った女性。 消える人間の闇を目撃し、地に這いつくばる卑屈な男。
世界に『奪われた』5人の人間と、彼らに心を『与えられて』いく一人のロボット少女。 感情を与えられた少女はそこから何を学ぶのか。
これは、世界の理不尽に抗う6人の、切なくも泥臭い旅の記録である。