あらすじ

十五歳になると、一人に一つ固有スキルが現れる。 冒険者になる日をずっと待っていたフィンに出たのは、《砂鉄操作》Lv1。 動かせるのは砂鉄だけ。剣も鎧も、普通の鉄すら動かない。 同じ日に、幼なじみのリディアが得た《瞬歩》は、一目で強いと分かる能力だった。 それに比べて、砂鉄で何をしろというのか。 落ち込むフィンに、リディアが言う。 「試さないの?」 広場の砂に手をかざすと、普通の砂の中から黒い粒だけが集まってきた。 思ったより素直に動く。 なら、どこまでできる? 一つ試すと、次に試したいことが出てくる。 翌日、フィンは《砂鉄操作》を持って冒険者登録試験へ向かう。 《瞬歩》のような派手な強さはない。 それでも、依頼と戦闘の中で試し、失敗し、使い方を増やしていく。 経験とLvアップを重ねるほど、一握りの黒い砂ができることも増えていく。 これは、砂鉄しか動かせない固有スキルと一緒に、フィンが冒険者として成長していく話。

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カクヨム
カクヨム2026/08/25
  • 現在の作品冒険者になりたい俺の固有スキルが《砂鉄操作》だった