あらすじ
貧乏ながら愚直に魔術を極めたエミール・ブランシェは最高の魔術師となり、人柄の良さも買われて王女との婚約が決まった。
しかし、順風満帆だったある日いきなり婚約破棄をされ、転がり落ちるようすべてが上手くいかなくなった。
「すべてはあなたに僕の運命を肩代わりしてもらうためにしました」
今や飛ぶ鳥を落とす勢いで出世している公爵令息ジークヴァルト・チューリングが、あるときエミールを訪ねてきて言った。
「なのにあなたはまったく堪えてない。もっと堕ちてください。どうか滅びてください」
なぜここまでの憎悪を向けられなければならないのか…エミールは戸惑いながらも憎みきれず、ジークヴァルトの真意を探ろうとする。
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