あらすじ

昨日まで横向きだったはずの信号機が、縦になっていた。 ただの記憶違い。 最初は、そう思った。 けれど翌日も、その翌日も、世界は少しずつ変わっていく。 店の看板。 教師の姿。 家族の記憶。 そして奇妙なことに、周囲の誰もその変化を覚えていない。 ただ一人、俺を除いて。 不安になった俺は、親友の直人に尋ねる。 しかし彼は笑って言った。 「寝ぼけてんじゃね?」 やがて俺は、世界の変化について調べ始める。 検索履歴を残し、人に尋ね、ネットに書き込む。 その頃から、奇妙なことが起こり始めた。 検索画面に一瞬だけ現れる、見覚えのない言葉。 『検索をやめてください』 そして、すべてを知っているかのように俺を見つめる、クラス委員長の黒川。 彼女は俺に、一つだけ警告する。 「気づいていることを、気づかれないで」 昨日と同じ世界で目覚めたと、どうして言い切れる? そして―― 変わらない世界は、本当に幸せなのか。 世界の違和感に気づいてしまった高校生たちを描く、日常侵食系SFミステリー。

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カクヨム
カクヨム2026/08/25
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