あらすじ
片田舎の宿屋で働きながら、裏では殺し屋として生計を立てるサラ。
ある日「組織」から命じられたのは、宿泊客である好色貴族・ソナーウィック侯爵の暗殺だった。
完璧な手筈でターゲットに近づいたサラだったが、侯爵の秘書に暗殺を阻まれてしまう。
破れかぶれでサラが選んだ最終手段は毒を混ぜた血を、秘書に口移しで飲ませることであった。
だが、なぜか秘書は毒が効かず――。
任務に失敗したサラが気絶から目を覚ますと、そこは見覚えのない部屋だった。
そして目の前にいた秘書は、開口一番言い放つのであった。
「責任を取れ」
と。
彼には、生まれつき「初めて唇を交わした相手と結婚しなければ死ぬ」という呪いをかけられていたのだ。
「呪いって――そんなの知らないし!」
これは、任務失敗で命の危機にさらされた殺し屋と、生き延びるためにはどんな手段もいとわない拗らせ貴族とのドタバタ逃走劇。