あらすじ
「聖人を騙る偽物め、我が公爵家にお前の居場所はないわ! この男を今すぐ教会へ追放しなさい!」
(※心の声:これでいいのよね?私はどうなってもいい。この子は私が守ってみせるわ……!)
平民でありながら聖人の力を持ち、公爵家に引き取られた僕は、貴族からは虐げられ、最前線に送られては魔物に怯えて「平民に戻りたい」と泣いて過ごしていた。
そんな僕を救うため、義姉様はわざと「悪役令嬢」を演じて僕を教会へ逃がそうとしてくれていた。
卒業パーティーで王子たちに断罪され、自分が追放されても僕を救おうとする、優しくて大好きな、愛おしい義姉様。
――でも義姉様、すべてお見通しですよ?
義姉様の目論見通り、教会に追放された僕と義姉様。これで邪魔者は誰もいない。二人きりですね?
義姉様が用意してくれたこの楽園で、何も知らないフリをしたまま、可愛いお姉様をじっくりと溺愛して差し上げますね。
――あれ? 義姉様、どうしてそんなに震えているのですか?僕は「純粋でか弱い貴女の義弟」ですよ。ふふっ。一生、逃がしてあげませんからね。
(※不器用で健気な悪役令嬢の義姉と、すべてを察して追放ハッピーエンドを計画していた隠れヤンデレ義弟の、すれ違い?溺愛ファンタジーです)
(※約6000文字の短編です。スナック感覚で10分でサクッと読めます)