あらすじ
若手女優の橘亜芽里【たちばなあめり】は、自分の人気がマネージャーの結糸【ゆいと】との枕営業によるものだと自覚していた。
かつてのライバル女優に階段から突き落とされ、亜芽里は命を落とす。
暴虐な領主の支配する館に侍女として転生したアメリ。
アメリを救った魔法使いのユイトから、「この劇場の看板役者になってほしい」と告げられる。
前世では偽りの人気で成り立っていた役者人生だったが、アメリは再び異世界で役者として舞台に立つ決意を固める。
【登場人物】
アメリ
前世では橘亜芽里【たちばなあめり】として、国民的女優を目指していた。
魔法使いユイトによって救われた後、新たな舞台で役者として生き直す決意をする。
ユイト
前世では結糸【ゆいと】として、亜芽里のマネージャーを務めていた。
前世の亜芽里に好意を抱いていたため、枕営業の意識は全くなかった。
ユイト本人はマネージャーと彼氏の両方の立場から、亜芽里を支えていたつもりだった。
ガク
作家志望。
顔が整っていることもあり、女性に言い寄られる機会が多い。
自分の容姿を目当てにして近づいてくる女性への嫌悪感が強く、自分が書く作品の面白さを伝えることができずに人生をくすぶらせていた。
ヴェスパー
自分の美学に背くものを一切、認めようとしない強い意志を持っている。
新参者のアメリたちに厳しい目を向けていたものの、自分の美学に相応しい芝居を見せるアメリに一目置くようになる。
エルネット
ヴェスパーが支持をしている劇団の看板女優。
セリーラ
アメリと同じ屋敷で働いていた侍女。
アメリが看板女優として活躍する現実に苛立ちを隠せずにいる。