あらすじ

閉館放送のあと、いつもなら聞こえなくなる柱時計の音。 だが、館長が殺された夜だけ、その音は閉館後も残っていた。 昭和初期の木造校舎を改装した、白坂市郷土資料館。 館長・高城修一が資料整理室で死亡しているのが見つかる。 職員区画の扉は閉鎖されたことになっていた。 閉鎖後のICカード認証記録もない。 それなのに、事件の日だけ「聞こえるはずのない時間」に時計の音が聞こえていた。 時計は止まっていない。 記録も壊れていない。 なら、いつもと違っていたのは何だったのか。 神本裕と相原桂澄が、一つの音の異常から、 殺人事件と二十五年前から残されてきた記録の意味をほどいていく。 一つの異常から、見えていたものの意味が変わる。 神本裕シリーズ、第1作。

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カクヨム
カクヨム2026/08/25
  • 現在の作品閉館後の時計