あらすじ

「悪いが、僕は君のことを愛していないんだ」 結婚式の夜、私の夫となったルイスはそう告げた。 ルイスは皇后の直々の息子ではなく、側室の息子だった。継承争いのことから皇后から命を狙われており、十日後には戦地へと送られる人物。 生きて帰ってこれるかどうかも分からない、そんな男に愛されても迷惑な話だ。 「分かりました。皇子の帰りをお待ちしております」 戦地へと向かった夫を想い涙を流すわけでもなく、私は豪華な皇宮暮らしを楽しませていただいていた。 そんなある日、使用人の一人が戦地に居る夫に手紙を出せと言ってきた。 彼に手紙を送ったところで、私を愛していない夫はきっとこの手紙を読むことは無いだろう。 (だったら、少しくらい不満を吐き出してもいいわよね?) そう思い、普段の鬱憤を詰め込んだ。 私は悪意を込めて、夫に送る手紙を書いた。 ……まさか、彼から返事が返ってくるとは思わずに。 ♡Ruhuna大賞一次選考通過、一二三書房小説大賞一次選考通過、アイデジ!異世界ロマンス大賞最終選考

連載情報

ウェブ小説

配信言語
テラーノベル
テラーノベル2026/08/25
  • 現在の作品親愛なるあなたに、悪意を込めて!