あらすじ

中学2年生の裕也は、長距離走で全国区の実力を持つ選手だった。公式戦はもちろん、校内の駅伝大会にも、裕也には特別な思いがあった。誰よりも本気で走る、確かな理由が。 小学6年生のあの日、やる気を失っていた裕也の練習を、たった一人で変えてくれた少女、亜季。彼女の存在が、今も裕也を走らせている。 中学に入ってからは、クラスも部活も違い、遠くから見つめるだけの関係が続いていた。そんな裕也に、ソフトボール部の絵理が、まっすぐな好意を寄せてくる。 駅伝の日、観客席から響いた、誰のものかも分からない声援。「負けるな」「諦めるな」。その声に押されるように、裕也は走り続けた。 絵理は、その声の主が誰なのかに気づき、亜季に真っ向から想いをぶつける。そして、涙ながらに自分の恋にけじめをつける。 翌朝、河原で一人朝日を見つめる亜季の前に、裕也が現れる。 あの日と同じ場所で、二人は、ずっと言えなかった想いに向き合う。 遠回りをしてきた二つの恋心が、朝日の中で、静かに重なり合う物語。

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小説を読もう2026/08/25
  • 現在の作品あの場所で、また君に会えた