あらすじ

【あらすじ(ネタバレ注意)】  ふしぎな声が聞こえる少年、麻弦(マヅル)はある日橙矢(トウヤ)がなくしたノートを見つけたことをきっかけに、ビルの地下へ連れていかれる。  ホコリを被った部屋とその中にいた『神秘』レヴィアス・エスタ。この2つを継いだトウヤはマヅルに一緒にここで店を開いてほしいと頼んできた。  しぶるマヅルにレヴィアスは無理やり契約を結ばせる。それは「24時間中2時間、トウヤの2メートル以内にいないとカエルになる」というものだった。  2人に協力することになったマヅルは、店で何をやるか決めていないトウヤに呆れ、まずは近所の商店街の手伝いを通じてやることを決めさせようとする。  はじめはトウヤにうんざりしていたマヅルだが、駄菓子屋や魚屋のビラ配りでの手伝いで見せた行動力を通じて彼を見直していく。  また、聞かないふりをしていた声に耳を傾けるようになったマヅルは、猫又のミーコや元池の神さまなど、多くの『神秘』と呼ばれる存在がいることを知っていく。  そんなある日、商店街の火の見櫓(やぐら)から落ちそうになった青年と、それを助けようとしたトウヤがどこかへ消えてしまった。  カエルになったマヅルがあわててレヴィアスに助けを求めれば、彼らが神秘の作った灰色の遊園地に閉じ込められてしまったことが明らかになる。  からくり仕掛けの従業員たちが追いかけてくる中、マヅルは神秘の声が聞こえる耳を頼りにオトリとなって走り回ることに。  一方でレヴィアスはトウヤに契約を迫る。マヅルやトウヤが助かるために、祖母から継いだレヴィアスとの契約を正式に結ぶようにと。  レヴィアスのためではなく、マヅルと自分のために契約を結ぶことを決めたトウヤ。空間を作った神秘を破壊しようとしたレヴィアスの異に反し、神秘の声に耳を傾けて解決策を模索するマヅル。  危険な空間を脱出し、手伝いも終えた2人は相変わらず何の店をやるかは決められなかったが、一緒にここで何かを作り上げたいという気持ちは一致する。  白紙の店と、それぞれが結んだ契約はそのままに二人は新たな一歩を踏み出した。

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カクヨム
カクヨム2026/08/24
  • 現在の作品僕らの契約、店の名白紙